被災地より


先日、東北のある被災地から小包が届きまして
早速開けてみると中には底が錆びた缶詰と
一通の手紙が入っていました


まんまにさん、こんにちは!
先日はありがとうございました。
もう何回目になるでしょう?
そちらから送られてきたお菓子を子供たちが
うれしそうに食べるのは…、

あれからもう一年が過ぎました。
去年のあの日から時間が止まってしまったような
そんな気がしていたのですが
実はそうではありませんでした。
瓦礫の町並みも人の心も
たしかにみんな少しずつ変化していました。
大きなボラセンは撤退して10人くらいの少人数で
お寺に身を寄せていましたがおかげさまで
なんとか仕事を探して収入の道をつける事ができました。
津波に流された缶詰工場の整理の仕事です。
倉庫に残っていた在庫品は無残にもラベルは剥がれ落ち
表面には錆びが浮いていました。
それをみた時は涙がとまりませんでした。
でも、もうめそめそしてはいられません!
それにいつまでも甘えているわけにもいきません!
そしてほんの小さなお礼としてまんまにさんに
その缶詰を一つだけ送りますのでよろしかったら
召し上がって下さい。
私のいる避難所も私と娘が出ていけばお年寄りが3人だけで
子供はもう一人もいません。
ですからこの先、お菓子を送っていただけるのであれば
他のセンターの子供たちに回して下さい。
まだまだボランティアを必要としている地域はあるのですが
私たちの地域は牛歩であっても少しずつ復興しています。

最後に、今までやさしい心をありがとうございました!
東京に行く事があれば真っ先に伺いたいと思っておりますので
お会いできる日を楽しみにしています。
住所の控えはお守りの中に大事にしまっておきます。
協力して下さったお仲間のみなさんにもよろしくお伝え下さい。
感謝しております。

ではお元気で!


この手紙を読んで感じた事は
人間が勝手に光や風や土も水もすべてを恵みと思っていても
それはある時、突然悪魔に姿を変えて容赦なく人間に襲い掛かってくる。

つまり喜んだり悲しんだりしていてもそれはみんな人間の都合という事。
だとしたら地球上のありとあらゆる生き物にとって大自然というのは
敵でも味方でもなく、ただそこに事象として存在しているだけなのか?

でもそれならそれでいいじゃないか!
それを利用してこそ人間なのだから!
自然に沿って生きてゆけばいいのだ!

環境汚染を軸に原発問題など、元々自然界に存在しなかった物質を
作り出してしまった人間たちは地球にとって有害な存在になりつつある。
だからこそもう一度回帰しなければいけない過渡期にきているのかもしれない。

私の知り合いの言葉を引用するならば
「今、多くの犠牲をはらって人間は試されている、
 でもそれに負けるわけにはいかない。
 だって地球は地震という自分の身をよじってまでそれを教えたのだから!」
そう!大自然に寄り添って生きてゆく事がこの星に住むためのルールなのだ。

今回、缶詰と手紙をくれた○○さん!
僕はあなたたちを忘れないよ!
お互い寄り添って心をつないで
同じ空の下を生きていこうよ!
どうかお元気で!

最後まで読んでくれたみんな!ありがとう!
自立しようとしているこの方にエールを送って下さい!
お願いします!


※手紙の開示につきましては本人の承諾を得ていますが
 場所などの特定を避けるため内容の一部を削除しました。

f0173549_12312579.jpg

[PR]
Commented by ひろみん at 2012-04-02 20:06 x
皆さんが早くもとの生活にもどれますように、心よりお祈りしています。

地震の国に住んでいますから、明日は我が身と気を引き締めて暮らしている毎日です。
Commented by mannmani at 2012-04-02 23:03
ひろみんさん!
私も人事ではありません!
それなりに被災の準備をして
生活をしています。

by mannmani | 2012-04-01 12:33 | 心象風景 | Comments(2)

おもにオリジナルのお菓子や料理をアップしていきます。
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31