大江戸捕り物控その2

さて、先日の明け方の「大江戸捕物控」の後半をレポートします。
熱いお茶などをすすりながらどうぞ!

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ここはうちから一番近い交番の中、
新聞泥棒は下を向きうなだれていた。
巡査は色々と聞いていた。
「はい、それで住まいはどこ?」
「相模原です」
「家族は?」
「いません」
「東京には何しに来たんだね?」
「ハローワークに仕事を斡旋してもらおうと!」
「あのねえ!ハローワークは明け方に開いてるわけないよ!
 それに他人名義のカードが二枚!これどうして持ってるの?」
「拾いました」
「どこで?」
「駅の構内で」
「いつ拾ったの?」
「一ヶ月くらい前です。」
「なんですぐ届けない!」
「...」
「それになんだ!このピンクの財布は!女物だぞ!
 自分のものじゃないんだろ?」
「いえ、死んだ母のものです」
「うそつけ!」
「ほんとうです!」
「おまえの母親世代がなんでAKB48のデザインなんだよ!」

この巡査ツッコミのセンスがいい!(笑)

そうこうしているうちにPC(パトカーの事をそう呼ぶらしい)が到着した。

「これから署に行って別々に調べます。
 まりむうるさん、奴に会う事はもうありませんよ!
 じゃ、よろしく!」そういうと巡査は交番の中に消えていった。
※写真はPCの車内
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二台連ねたPCは縦に並んだまま国道を走る。

車を運転している若い巡査が俺に話しかけて来た。

「まりむうるさんって4丁目のケーキ屋さんですよね!」

「え!驚いた!うちを知ってるんですか?」

「はい!一番最初に勤務命令が降りたのがさっきの交番だったので
 パトロール中は何回も店の前を自転車で通りました。
 もっとも制服で立ち寄るわけにはいきませんでしたけどね!」
なるほど!そういう事!

ほどなくしてPCは署の前に着いた。
事情聴取はそれぞれ別の部屋なのだが
それがまあ、ほんと、何にもない三畳くらいの部屋で
テーブルと椅子だけしかなく、色もないところだった。
※写真は事情聴取鵜室
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ただひとつ気になったのは、その白い壁にべったりと付いた
赤茶けたシミだが多分血痕だと思う。

「おはようございま〜す!失礼しま〜す!」
部屋に入って来たのは歳の頃なら27〜8歳くらいの
おっぱいの大きな婦警さんだった(爆)

一通り、事の流れを説明しながらパソコンで聴取書を作成していると
「キューグルグル!」とお腹が鳴ってしまった。
「おっと失礼!朝早かったからお腹がすいちゃった!」
婦警さんはケラケラ笑って「すみませんね!もう少しですから!」

「こんな時犯人がカツ丼を食べてたりするじゃないですか!
 そういうのはないんですか?」

「あはは!よくテレビの刑事ドラマでやってますよね!
 実際食べる事はありますが後で本人に請求しています。」

「え!あれはおごりじゃないんですか!
 てっきり警部のやさしさにほだされて、何でもしゃべっちゃうのかと!」

するとおおきなおっぱいをゆらしながら(笑)
「あはは!おかしい!まず、ありえません!
 第一そんな事したら路上生活者のたまり場になっちゃいます!」
なるほど!そういう事ね!

そしておっぱいの大きな←だからもういいって!
婦警さんはノートパソコンを抱えたままいなくなり
次に現れたのはマイケル富岡に激似の若い刑事だった。

「どうも!所轄刑事の○○です!
 色々と調べましたが奴は40歳の無職です
 これといって自分を証明するものが何もないので
 まだわかりかねますが...
 ところであいつバカですね〜!
 所持していたキャッシュカードなんですが
 5年も前から使用停止になってる事に気付かず
 後生大事に持っていたんです!あはは!
 それとですね!あいつに対して被害届けを作成するのは
 さほど難しくないのですが、もちろんそうなれば
 20日間の拘留になります。
 でも、どうです?あんなクソ野郎に20日間も
 税金でメシを食わせるなんてシャクじゃないですか?」

「う〜ん!私は彼が改心して真っ当な道を歩くことより
 私や家族への報復が気になります」

「それは平気です!ご安心下さい!
 仕事は相模原の方で探す事と
 ご主人の家の近所には近づかないという
 誓約書を書かせることを拘留をしない条件にします!」

俺はこの警部の本根を垣間みた気がした。
今回の事が立件すると拘留のための手続きなどが発生する。
つまり実のところ書類作成がめんどくさいんだ!(笑)

「そうですか!わかりました、それではお願いします!」

「はい!どうも長い時間ご苦労様でした!
 PCで自宅の前までお送りいたします!」

警察署の前には20人くらいの警察官が一斉に敬礼をしてくれた。
そして走り去る俺の乗ったPCに向かって
あのおっぱいの大きい←まだ言うか!
婦警さんが手を振っていた。

店前で降りると二人の警官もわざわざ車から降りてきて
敬礼をしてまた乗り込み、帰っていった。

それを見ていた近所のおばあちゃんは
ケーキ屋の旦那は一体何をしたんだ?
みたいな顔をしてこっちを見ていた。

さあて!もう8時だ!仕事仕事! 終わり

とまあ、こんな具合でございます。
しかし驚いたのは、たかだか新聞の窃盗くらいでも
その気になれば20日間も拘留できる事でした。
今回、そうは出くわさないシーンを経験させてもらい、
パトカーにも乗れて、警察署内に入れてそれなりに満足です。
どうかみなさんも新聞泥棒にはくれぐれも気をつけて!
ではごめんなすって!

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Commented by ひろみん at 2012-11-08 12:27 x
お~! なかなか得難い経験の報告をありがとうございます!
取調室は知りませんが、我が家も以前どろぼうに入られたことがあり、家の中でドラマばりの鑑識作業が。しっかり指紋も取られ、現実感がなくこみ上げる笑いを我慢するのに苦労しました。人間はあまりに現実ばなれした出来事に合うと笑う…という事に気付いた経験でした。
by mannmani | 2012-11-08 10:22 | 心象風景 | Comments(1)

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